
船底塗装は最大の難関だった…!
天候により色々工程を同時進行しながら進めました。
参考になればうれいしいです。
6ヶ月のボート中古ボート修復・修理
デッキ塗装
まずはデッキ塗装・サンドペーパー掛け・シンナー洗浄・塗装。見た目が少しきれいになる。
船底の補修作業。これが一番きつかった…
修復作業の中でも、いちばん大変だったのが船底の補修でした。
作業をしたのは12月からの極寒期。
しかも住宅地だったため、電動工具の使用はNG。
そのため、ほぼすべての工程を手作業で行うことに。
さらに追い打ちをかけるように、不運にバイクで事故してしまい手首付近を骨折。
ギプスを巻いた状態での作業した。本当につらかった・・。

20年分の船底塗料は、とにかく手強い!
なんと20年分の塗料が厚く重なっていました。
それをひたすら剥がし、サンドペーパーでこすり続ける日々。
当然、一度で終わるわけもなく、地道に少しずつ進めていくしかありません。
凸凹はFPRパテで補修。塗っては削り、また塗って…
FPRパテの補修も平行して行う。平らになってくると今まで気にならなかった凹みも目立ってきた。
ただし、これがまた根気のいる作業で、
- パテを塗る
- 硬化させる
- サンドペーパーで平らに削る
- またパテを塗る
- また削る……
この繰り返し。
船体にあいている不要な穴もパテで埋める。
「これ、電動サンダー使えたらどれだけ楽だったんだろう…」と何度も思いました。
工業地帯や海沿いの作業場なら、きっとあっという間だったはず。
そして何よりも、「19フィートの船底」という面積が絶望的に広く感じられました。

(補修前のボート)
気分転換しながら進めることに
さすがにこの作業ばかりだと、飽きと疲労がピークに…。
そんなときは、船内デッキ部分の構想を考えたり、購入したパーツの取り付けをしたりして、気分を切り替えるようにしました。
寒さとの戦い、そしてスカッパーの交換へ
この時期は本当に寒くて、パテや塗料が乾きづらい日も多く、作業に向かない日もしばしば。
そんなある日、イケスのスカッパー(排水口)の格子部分が破損があり
新品を購入することにしましたが、これがまた一筋縄ではいかず…
古いスカッパーが、コーキング接着でがっちり固定されていてなかなか外れない!ので苦労した。
ようやく取り外せたときは、心の中で小さくガッツポーズしました(笑)。
ハルの塗装
船体ハルの部分はペーパー掛けをして塗装面の足付け・シンナーで洗浄する。船検ステッカー・加飾デカールステッカーは全てカッターナイフとスクレーパー等を使用して剥がした。気温の高めな日はサンデーペイントFPRプラスチック塗料でブラックで塗装を始めた。ローラー塗装にした。何度も何度も重ね塗りをした。ここまで休日作業だったけど運良く一度も天候中止とならずに順調に作業は進んだ。
気温の低いときですが、湿度も低いためか塗装は、結構早く乾く。
塗りはじめの頃はローラーの跡が目立ってボコボコしていたが何度も塗り重ねると平らになり艶も出てきた。
住宅街の為、吹き付けは塗装はあきらめていたがローラーでも十分だと思えるくらいきれいになった。FPR・プラスチック用塗料は1・6Lを購入。5回くらいは重ね塗りしました。
中古ボート修復に挑戦する方へ
中古ボートの手作業の修復は、思っている以上に地道で時間のかかる作業です。
住宅街では電動工具が使えなかったり、天候に左右されたり、体力的にも精神的にもなかなか大変。
特に船底塗装やFRPパテ補修などは、“コツコツやるしかない”作業の連続。
思うように進まず、何度も心が折れそうになることもありました。
でも、ひとつずつ作業を進めるたびに、確実に「自分たちの船」になっていくのを感じられます。
その達成感と喜びは、何ものにも代えがたいものです。
無理をせず、時には気分転換もしながら、楽しんで作業することがいちばん大事だと思います。
これから修復に挑戦する皆さんのボートライフが、安全で快適で、そして楽しいものになりますように!
コメント