素人でもできた!FRP補修・塗装DIYのリアル工程をすべて紹介

ボート

「ボート修理って素人にできるの?」

夫

素人だった私でも、できました!

「ボート修理って素人にできるの?」
答えは「できます」。実際に、まったくの素人だった私でも、中古ボートのFRP補修・船底塗装・艤装の取り付けまで、すべて自力で行うことができました。
もちろん、プロのようにはいきません。でも、ネットで情報を集め、必要な工具をそろえ、試行錯誤しながらやれば、意外とできてしまいます。
何より、自分で仕上げたボートは“愛着”が違います。完成したときの達成感は、新品を買うのとは比べ物になりません。この記事では、

  • デッキや船底塗装
  • FRPクラック補修(パテ・研磨)

など、DIYで行った修理工程を詳しく紹介します。
必要だった工具や材料、塗料の種類、実際にかかった時間できるだけリアルにまとめました。

「自分でボートを直してみたい」「予算を抑えてマイボートを持ちたい」
そんな方に向けて、この記事はきっと参考になるはずです。
DIYならではの苦労と楽しさ、どちらも本音でお伝えします!

デッキ塗装

まずはデッキ塗装・サンドペーパー掛け・シンナー洗浄・塗装。見た目が少しきれいになる。

船底の補修作業①

修復作業の中でも、いちばん大変だったのが船底の補修でした。

作業をしたのは12月からの極寒期。
しかも住宅地だったため、電動工具の使用はNG
そのため、ほぼすべての工程を手作業で行うことに

凸凹はFPRパテで補修。塗っては削り、また塗って…

FPRパテの補修も平行して行う。平らになってくると今まで気にならなかった凹みも目立ってきた。
ただし、これがまた根気のいる作業で、

  • パテを塗る
  • 硬化させる
  • サンドペーパーで平らに削る
  • またパテを塗る
  • また削る……

この繰り返し。
船体にあいている不要な穴もパテで埋める。

中古ボートでよくあるのが、船底のクラック(ヒビ割れ)。
うちのボートも、裏面に細かいヒビが複数ありました。放っておくと浸水リスクがあるため、
最優先で補修開始です。

スカッパーの交換

この時期は本当に寒くて、パテや塗料が乾きづらい日も多く、作業に向かない日もしばしば

そんなある日、イケスのスカッパー(排水口)の格子部分が破損があり
新品を購入することにしましたが、これがまた一筋縄ではいかず…

古いスカッパーが、コーキング接着でがっちり固定されていてなかなか外れない!ので苦労しました。

ハルの塗装

船体ハルの部分はペーパー掛けをして塗装面の足付け・シンナーで洗浄する。

船検ステッカー・加飾デカールステッカーは全てカッターナイフとスクレーパー等を使用して剥がした。気温の高めな日はサンデーペイントFPRプラスチック塗料でブラックで塗装を始めた。

ローラー塗装で何度も何度も重ね塗りをした。ここまで休日作業だったけど運良く一度も天候中止とならずに順調に作業は進んだ。

気温の低いときですが、湿度も低いためか塗装は、結構早く乾く。
塗りはじめの頃はローラーの跡が目立ってボコボコしていたが何度も塗り重ねると平らになり艶も出てきました。

住宅街の為、吹き付けは塗装はあきらめていたがローラーでも十分にきれいになりました。
FPR・プラスチック用塗料は1・6Lを購入。5回くらいは重ね塗りしました。

船底の補修②

船底もある程度きれいになった。どこかで完了しないとキリがなくなる。

最後にサンドペーパーをかけ直し仕上げる。シンナーで脱脂する。喫水線をマスキングテープで作る。

今回はハル・船底共に塗り直しのため旧船体の写真を参考にラインを決める。
塗装を始めて実感したが14フィートと比べると面積がかなり広い。
船底塗装は2回塗りとした。2回の厚塗りなので仕上がると表面はほぼ平ら。これなら水の抵抗もなくスムーズに走れると思う。

デッキの黄色→白色 ハルの白色→黒色 船底の黒色→赤色
ボートのイメージが変わる。全く違うボートにになった。
新しい船舶検査ステッカー再交付のためJCIに連絡し書類を送付してもらう。記入後、郵送。
手数料は4100円、後日レイアウトを決め石鹸水を使いきれいに貼りました。

やってみてわかった「DIY修理のリアル」

✅ 良かったこと

  • 完成したときの達成感が大きい
  • 費用が抑えられる(業者の1/3以下)
  • 船に愛着が湧く

❌ 大変だったこと

  • 作業時間の確保(1日2〜3時間をコツコツ)
  • 天候に左右される(雨で中断多数)
  • FRP作業は粉塵・臭い・硬化に注意が必要

まとめ|手をかけた分だけ、海が楽しくなる!

正直、最初は「本当にできるのかな…?」という不安だらけでした。

でも、実際に作業を進めていくうちに、少しずつ形になっていくのが楽しくて、気づけば夢中に。

「時間はあるけど予算がない」
そんな人こそ、中古ボートDIYはぴったりです。

デメリットといえば、手作業の修復は、思っている以上に地道で時間のかかる作業です。
住宅街では電動工具が使えなかったり、天候に左右されたり、体力的にも精神的にもなかなか大変。

特に船底塗装やFRPパテ補修などは、“コツコツやるしかない”作業の連続
思うように進まず、何度も心が折れそうになることもありました。

でも、ひとつずつ作業を進めるたびに、確実に「自分たちの船」になっていくのを感じられます。
その達成感と喜びは、何ものにも代えがたいものです。

無理をせず、時には気分転換もしながら、楽しんで作業することがいちばん大事だと思います。

これから修復に挑戦する皆さんのボートライフが、安全で快適で、そして楽しいものになりますように!

次回の記事では、釣りに必要なパーツと取り付け方について紹介します。
ぜひお楽しみに!

🔽 次回予告

「実用装備もDIY!釣りに必要なパーツと取り付け方|中古ボート艤装紹介①」

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